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現地の日本人インタビュー:樽さん

インタビュー

インタビュー概要

今回の香港・セブ単独旅行のメインイベントの一つである【現地日本人インタビュー】

これは海外に住みながら現地で働く日本人に直接コンタクトを取り、その生活感やどうして海外に住みはじめたのかなどをインタビューし、その内容をみなさんにも共有したいと思い記事にしました。※本人に記事公開の許諾を得てから公開しております。

 

インタビュー3人目:樽さん

インタビュー3人目は、セブ在住で現地のゲストハウス「ディーゲストハウス」を運営するオーナー樽(たる)さん。

  

今回は3日間滞在している間、樽さんとの会話の中で伺った話をまとめて記事に書きまいした。

 

旅行4日目にセブ島に到着してから色々とお世話をして頂いた樽さん。

学生時代のことからお話をしてくれて、聞くと樽さんは大阪府出身で大学在学中に独立をして学校を中退しているとのことでした。

 

 

山田「独立した当時はどういった事業で独立されてたんですか?」

 

樽さん「今やってる富裕層向けの住宅とか建物のデザインと設計の仕事にも繋がるんだけど、独立当時は建築全体の構図とデザインをやってたかな。もともと知り合いに建築系の仕事をしている友達がいたからそいつを呼び出して一緒に独立したんだ。」

 

山田「すごい!今の仕事にもつながっているんですね。その後、その会社は続けられなかったんですか?」

 

樽さん「それがね〜。仕事をしている中である人に”お前は建築の基礎も理解せずにただ絵を描いているだけだろう”と言われてね。確かにそうかもな。と思った僕はその後勉強のために建築系の会社に就職することにしたんだよ。」

 

 

聞くと、当時立ち上げた会社は今でも存在し事業も安定して行なっているとのこと。

 

その後、一定期間働いた樽さんは再度自分の会社を立ち上げて現在まで継続して経営をして来たんだそうです。

 

 

山田「これまで長期間会社を存続されられていることってすごいことですよね。」

 

樽さん「まぁ、ありがたいことに、うちの仕事は富裕層向けの事業だったから年間で数件くらいの案件を受注すれば食べていけたって言うのが大きいよ。」

 

山田「なるほど。単価が高いからその分案件は少なくても大丈夫なんですね。その後はどうしてセブに来られたんですか?」

 

樽さん「うん。実は会社経営をしててさ。ある日にふと、世界を見て回りたいなって思うようになった時があったんだ。」

 

 

樽さんは会社を経営して行くうちに、45歳の時に世界一周をしようと思い立っただそうだそう。

そこから5年かけて”自分がいなくても会社が回っていける”状態にまで成長させ、その後ようやく50歳の時に世界一周を実現させたとのこと。

 

当時は今ほど飛行機の便も多くなく、インターネットもそこまで普及していなかったために世界一周をするのも大変だったと話してくれます。

 

世界一周をした当初の話を山田にも丁寧に教えてくれました。

 

 

樽さん「僕はもともと英語が喋れたわけじゃなかったけど、旅行先ではなるべく日本人のいないところに行くようにルールを作っていたんだよ。」

 

山田「旅先で日本人がいないところへいく。それはどんな思いからルール作りをされたんですか?」

 

樽さん「だって旅行先で日本人といてもつまんないじゃない。せっかく現地の文化とか空気に触れたいのに、日本人と居たんじゃそれがわからないでしょ?だから僕は現地の人となるべく一緒にいるようにしたんだ。」

 

山田「なるほど。旅行先の空気と人により多く触れるためのルールということですね。その他にもルールとかあったりしましたか?」

 

樽さん「そうだねぇ。旅先で深夜に宿に着くからチェックイン出来ない時なんかもあって、その時は必ず最寄りの一番高いホテルに泊まるようにしてたんだ。そういえば一泊5万円払ったこともあったよ笑。」

 

山田「一泊5万円はすごいですね!それはやはり治安が良くないからってことですか?」

 

樽さん「それもあるしね、あとは次の日も活動しなければいけないから、その分体を休める必要があるでしょ?夜遅くになって安い宿を探そうとしてもチェックイン出来なかったり、場所が遠かったりで結局疲弊するから、だったら近くに一番高いホテルに泊まった方がしっかり休めるって訳なんだ。高級ホテルなら大抵は深夜でもチェックインできるからね。」

 

 

樽さんからは色んな苦労話を聞かせて貰った。

その世界一周を終えたあとに、今後どこに住もうか考えていたタイミングがあったそうで、そこで樽さんはダイビングに出会ったらしい。

 

ダイビングに出会ってからはその魅力にハマってしまってしまい、ダイビングが出来て海が綺麗な場所に住みたいと、現在のセブでの生活を選んで現在に至るんだそう。

 

かれこれ56歳から住み始めてもう4年になると言います。

 

 

山田「セブはもう大分長いですね〜。もう日本へは戻ろうとお考えではないんですか?」

 

樽さん「日本はね〜いいところなんだけど、僕にとってはちょっと息苦しいんだ。セブと東京都では1日の流れる時間が3倍くらい違うから。」

 

山田「時間の流れは確かに違うかもしれませんね〜」

 

樽さん「そうそう!これは感覚の話でもあるんだけど、物理的にも3倍違うものがあるんだ。」

山田「物理的な速さですか?1日24時間はセブも日本も同じでは?」

 

樽さん「うん。その違いはそれは”仕事の速さ”なんだ。日本では勤勉な人が多いし、そういう文化なんだろうけど、セブでは日本ほどの勤勉さは無いんだよね。仕事途中で暑いから帰ってしまったり、余計なことをしながら作業をするから仕事の出来上がりの速さが日本の3倍くらいかかちゃうんだよ。そう言う意味でも流れる時間はやっぱりゆっくりなんだね。」

 

樽さんの言う”時間の流れ”と言うのは、人を使った仕事の出来上がりの速さをさしているよう。

セブでは人口がもの凄く多いため、人件費が日本の10分の1位で比較的安く人を雇えるんですが、その分現地の人は仕事を貰う事に苦労をするんだそう。

人件費は、大体新卒社員で月収2~3万PHP(日本円で5万円ほど)なんだとか。

 

また、セブでは日雇い労働が多いため、仕事が早く完成してしまうと、次の日の仕事がなくなってしまいます。

そのため、現地の人は早く仕事をしてしまうと仕事が終わってしまうので、遅めに作業をするんだそうです。

 

 

山田「やっぱりこっちの人は日本人と価値観とか文化が全然違うんですね。」

 

樽さん「そうだよ〜。セブの人は”その日1日生きれればそれでいい”と言う精神でみんな生きているから、余計なお金は持たずに毎日の生活費分だけの賃金を稼ぐんだ。」

 

山田「生活出来る必要最低限のお金を稼ぐと言う事ですね。他には日本と比べて異なる文化などは何がありますか?」

 

樽さん「そうだねぇ。あとはセブでは結婚をしている人が少なくて、ほとんどが事実婚っていうところかな。セブではキリスト教が根強く浸透しているから、一度結婚すると事実上離婚をすることができないんだ。まぁちゃんと裁判をすればできるんだけど、さすがにそこまでする人は少ないから、やっぱりみんな事実婚をする人が多いかな。」

 

聞くと、セブの人は家族を一番に考える文化が強いそうで、山田のゲストハウスで一緒になった日本人のこうきくんも言っていたんですが、セブでは三親等・四親等の親戚の生活まで支えなければならないんだそう。

 

一言で言えば、家族愛が強い文化なのかも知れないですね。

 

他の国の企業がセブにに進出する際に苦戦をする点としてあるのが、そういった”家族を大事にする文化”があるためなんだとか。

何かの行事がある日は、その催事がある度に社員の家族を招いたパーティーをしなければならなかったりするそうなので、社員のみならず、その家族に対する気遣いも会社を経営する上で大きな課題になるんだそう。

 

小さい会社ではまだ大きな問題にはならないが、大手企業など、たくさんの人を抱える企業だとそのマネジメントの対象に従業員の家族も加わってくるそんだそう。

 

 

樽さん「僕もこっち(セブ)で一緒に暮らしている人がいるけど、結婚はしてないんだ。」

 

山田「そうなんですね!その方はどちらで働かれてるんですか?」

 

樽さん「今は僕が運営している別のゲストハウスを任せてるんだ。他の企業からのアライアンス交渉を受けたり、いろんな業務管理もしてくれているからいいパートナーだよ。」

 

 

その女性はお子さんがいるらしく、樽さんはその子の名前である”ディー”をとって”ディーゲストハウス”という名前にしたんだそう。

 

 

樽さん「こっちのゲストハウスはまだ建てたばかりだから、これから一生懸命頑張っていきたいね。」

山田「まだ建てたばかりなんですね!とても綺麗ですもんね。」

 

その後、樽さんには滞在していた3日間の間に様々な観光地を教えて貰ったり、現地でのルールやマナー・危険な場所と気をつけるべきことなど、短い間でしたが現地で生活する上での様々な知恵を教えて貰いました。

 

大学を中退して世界一周をし、そこでダイビングと出会い、セブでダイビングをしながらゲストハウスを運営する樽さん。

 

お話を聞いていると、本当に自分の「やりたい!」 と思った事を次々と実行されている方だと言うことが良く分かりました。

樽さんは山田の父と年齢も近かったので、そういった意味で父親との違いを感じ、とても勉強になる話を着ことが出来ました。

 

今回山田も宿泊したディーゲストハウスは値段も安い上に、オーナーがとても親切にお世話をしてくれるゲストハウスです。

もしセブで日本人のいるゲストハウスに宿泊したい方はぜひ一度検討してみてください。

 

樽さん。3日間ありがとうございました!

 

目次

【旅の記録】
英語力ゼロの田舎者が一人で海外旅行に出た話【持ち物編】
英語力ゼロの田舎者が一人で海外旅行に出た話【0日目:日本】
英語力ゼロの田舎者が一人で海外旅行に出た話【1日目:香港】
英語力ゼロの田舎者が一人で海外旅行に出た話【2日目:香港】
英語力ゼロの田舎者が一人で海外旅行に出た話【3日目:香港】
英語力ゼロの田舎者が一人で海外旅行に出た話【4日目:香港→セブ島】
英語力ゼロの田舎者が一人で海外旅行に出た話【5日目:セブ島】
英語力ゼロの田舎者が一人で海外旅行に出た話【最終日:セブ島→東京】
英語力ゼロの田舎者が一人で海外旅行に出た話【まとめ】

【インタビュー】
現地の日本人インタビュー:阪本さん
現地の日本人インタビュー:林さん
現地の日本人インタビュー:樽さん
現地の日本人インタビュー:津下さん